グラフ作成の経緯
減量手術から50kgのダイエットに成功されたなかじさん。Kindle本でご自身の体験を出版されました。
5年前、108kgの体重があり、生活にも支障をきたし、隠れるように生活していたなかじさん。自分を変えたいと決意をして減量手術に臨みました。その過程をせきららに、詳細につづった内容です。私は、減量手術を受けようと考えたことはありませんが、食べることへの誘惑とは毎日戦っています。食欲と闘いながら5年間かけて50kgのダイエットに成功したなかじさんの固い決心には、頭が下がるとしか言いようがありません。
本書に掲載されている、なかじさんの体重グラフを作成させていただきました。


今回は、そのグラフ作成に使った「Flourish」のご紹介です。
グラフといえば、定番のExcelやGoogle スプレッドシートで作成することももちろんできますが、今年の2月、Canva(キャンバ)がデータビジュアライゼーションのスタートアップ「Flourish」(フローリッシュ)を買収したというニュースを知ってから、こちらを使ってグラフを作ってみたいなと思っていました。
しかし私生活でなかなかグラフを作るという機会がないので、Flourishを使うチャンスも延び延びになっていました。そんなとき、著者のなかじさんから「出版予定の本にグラフを入れたいけれど、グラフが作れず困っている」というお悩みを聞き、「これはFlourishを使えるチャンス!」とサポートを申し出ました。
作成した体重グラフ
ご依頼いただいたのは2種類のグラフ。①減量手術から1年間の毎日の体重グラフと、②減量手術から5年間の月ごとのグラフです。
①は1ヵ月ごとの区切りと体重が、②は手術から1〜5年の区切りとその時の体重が、パッと見て分かるようにしてほしい、ということでした。
CanvaとFlourishを使ってグラフを作る方法
まずFlourishでアカウントを登録します。こちらは後からCanva内で連携させる必要がありますので、Canvaのアカウントで使用しているメールアドレスで登録しましょう。もしGoogleアカウントでCanvaを使用していたら、FlourishもGoogleで登録してください。
登録が済んだら、グラフを選ぶ画面に移ります。棒グラフ、折れ線グラフなどの簡易グラフから複雑なものまで、さまざまなビジュアルを作成することができます。今回は折線グラフをご希望でしたので、「Line chart」を選択します。

クリックすると、作成画面に映ります。
画面中央、上方に、「Preview」と「Data」を切り替えるボタンがあります。Data画面には仮のデータが入っています。自分のデータに上書きしましょう。直接シートに書き込むことも、右上の「Upload data」からファイルをアップロードすることも可能です。

データを入力したら、Preview画面に戻り、データが問題なく反映されているか確認します。また、右側のメニューで、グラフのタイトルや、X軸・Y軸のラベルを入れたり、フォントやラインの太さを調整することができます。調整ののち、完成したグラフがこちら。

CanvaでFrourishのグラフを呼び出しす
Canvaのサイドバーから、Flourishアプリをクリックします。Canvaと同じアドレスで登録していれば、連携し、Flourishの画面で作成したグラフが表示されます。挿入したいグラフを選びましょう。
実は私、うっかりFlourishを、Canvaとは違うメールアドレスで登録してしまいました。そのため連携ができず。この場合は、Flourishでグラフを画像としてエクスポートし、CanvaにアップロードすればOKです。ただし、グラフは縦横比が固定された状態での拡大縮小しかできません。アカウントを連携し、Canva上でグラフを挿入すると、縦横比もサイズに合わせて適応してくれます。コレ、とても便利です。
Canva上でグラフを装飾する
見せ方に関しては、
- 一定期間の時間の経過が分かるようにしてほしい
- そのときの体重が分かるようにしてほしい
- 最高体重、手術日などのイベントを入れてほしい
というリクエストをいただいていましたので、テキスト、図形、ラインなどを使用し、装飾しました。Flourish上でもう少し装飾ができたかもしれませんが、ちょっとやり方がわからなかったので、Canvaでやりました。そして出来上がったのが冒頭のグラフです。
Flourishを使ってみた感想
冒頭からいろんな種類のグラフが出てきて、一瞬「うっ」となりますが、その先のユーザーインターフェースはとても分かりやすいです。エクセルより使いやすいかも。
ひとつ難点を挙げるとすれば、タイトルを入れるのはどこか、ラインの太さを変えるにはどこか、など、パネルが全て閉じているので、操作する場所が分かりにくいです。慣れるまでちょっと時間がかかりそうですね。
ちなみに、グラフ全体のタイトルは「Header」、X軸のラベルは「X axis」、Y軸のラベルは「Y axix」で入れることができます。
まとめ
今日は2月にCanvaに加わったグラフ機能Flourishを使ってみたレポートを書いてみました。Flourishを使うには
- Flourishのアカウント作成
- グラフ作成
- Canvaとの連携
- Canvaでの装飾
という手順になります。Flourishのビジュアルの種類は多種多様で、今回のようなシンプルなグラフはもちろんのこと、複雑なグラフも、地図やカルーセルなどまで作れるようです。おもしろそうですね。ぜひお試しください。最後までお読みいただきありがとうございました!
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